1の2.実際の事件に当てはめると?
1の2.実際の事件に当てはめると?
(1)グーグルアースの3D航空写真(係争地周辺)
3Dで真上からではなく横から見たようにして起伏の状況を分かり易くしています。

(2)色分けによる説明
上の写真を色分けして解説すると次のようになります。

現地は①南の水路(画面左水色)と②北の崖(黄色)に挟まれた区画で③公道(赤色)が東西を画している。
(3)新旧公図の表示
この地形が旧公図では次のようになります。
旧公図と現地①②③のポイントがピタリと重なる状態であり、図面の正確性が非常に高いといえます。
黄色線で囲まれた地番(498番地)は色分けされた高低差20mの崖地を示しています。
前のグーグル航空写真と見比べると、一目で「この崖の所だけは実測していない」ことが分かります。
航空写真に現れた崖の斜面の面積は、5~6倍も広いことが明らかだからです。
これは、旧公図が租税徴収の目的で作成され、土地の収益性の低い山林(崖地の山林なら尚更)は
実測価値がないとされたためで、セオリー通りに作図されているのです。
次は判決全文を掲載します。
(1)グーグルアースの3D航空写真(係争地周辺)
3Dで真上からではなく横から見たようにして起伏の状況を分かり易くしています。

(2)色分けによる説明
上の写真を色分けして解説すると次のようになります。

現地は①南の水路(画面左水色)と②北の崖(黄色)に挟まれた区画で③公道(赤色)が東西を画している。
(3)新旧公図の表示
この地形が旧公図では次のようになります。

旧公図と現地①②③のポイントがピタリと重なる状態であり、図面の正確性が非常に高いといえます。
黄色線で囲まれた地番(498番地)は色分けされた高低差20mの崖地を示しています。
前のグーグル航空写真と見比べると、一目で「この崖の所だけは実測していない」ことが分かります。
航空写真に現れた崖の斜面の面積は、5~6倍も広いことが明らかだからです。
これは、旧公図が租税徴収の目的で作成され、土地の収益性の低い山林(崖地の山林なら尚更)は
実測価値がないとされたためで、セオリー通りに作図されているのです。
次は判決全文を掲載します。
